8. キックボクシングの誕生

昭和41(1966)年、野口ブロモーションの野口修社長がキックボクシングの名称を考案し、キックボクシング協会を設立同年4月11日には大阪府立体育館でキックボクシングの旗上げともいえる試合を行った。空手、ムエタイ、沢村忠(目黒ジム)の初試合もこの時だった。

山田辰雄は野口とも親交があり、この大会にも選手を出すなど協力していたようだ。

翌42(1967)年2月にT8S「サンデースポーツ」て初めてキックボクシングがテレビ電波に乗った。これが発端となり、テレビ各局がキックボクシングを放映するキックボクシングブームになだれ込むのてある。

それは、山田辰雄が空手競技として、暖めていたものと同種の競技であった。こうしてクローブを着けて、突き、蹴りで戦う競技は、空手ではなく、キックボクシングとして世に知られることになったのである。

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