11.杉並ジムと江口、鶴田のデビュー

が、錦の後にデビューした、江口和明、鶴田幸成といった強豪キックボクサーは、国際ジムてなく、杉並ジムの名で、NET系でのデビューだった。

その理由を小沼氏は「当時は、たくさんのジムがあったわけではなく、TBS系なら目黒ジム、協同プロモーション系のNTVなら協同ジム中心という風に、練習も一緒にしたりと、いわば一座のような形になるのか普通でした私も則行さんも、あくまで日本拳法空手道の選手として出したいと願っていたので、新たにNET系に、ボクシングにおいても伝統ある杉並シムの名前て選手を出すことにしたのです」(小沼氏)

錦はその後協同ジムの所属として試合に出るようになっていた。そして、NET系に選手を送ることを望んだという則行は、35歳にならない内に急逝してしまう。

昭和44(1969)年5月13日に江口和明(21歳)はNET系バンタム級でデビュー。

デビュー戦てタイ国フェザー級8位のバイトゥーン・ペッチャブーンを1RKOスター

不在だったNETにおいて、ハードパンチと負けん気の強さて一躍スターに翌45(1970)年に行われた王座決定戦では、木村正輝(山田ジム)を破り、バンタム級王座についた。

一方、鶴田幸成はライト級でテヒューし、親指の負傷て王座決定戦は欠場したものの、実力派として人気を得ていた当時、同じライト級には山崎照朝(極真)もいた。

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